変数②
では改めて変数のお勉強をしていきましょう。
まずは前回やった変数の型のおさらいです。
- 小さい数字 … 0~255までの整数 → Byte(バイト)
- 中位の数字 … -32,768~32,767の整数 → Integer(インテジャー)
- 大きい数字 … -2,147,483,648~2,147,483,647の整数 → Long(ロング)
- それなりの小数 … これはややこしいので今は割愛 → Single(シングル)
- 桁数の多い小数 … 同上 → Double(ダブル)
- 真偽値 … TrueかFalse → Boolean(ブーリアン)
- 日付 … 日付格納に使用 → Date(デイト)
- 文字列 … 「あ」とか「い」とか → String(ストリング)
- 全ての型 … なんでも入ります → Variant(バリアント)
こうでしたね。
整数型変数の使い分け
整数型の変数はByte、Integer、Longと3種類ありましたね。
1.Byte … こちらは変数の中に絶対に255までしか入らない時だけに使います。仮に255を超えてしまった場合は「オーバーフローしました」とメッセージが出てエラーになってしまいます。例えば月、日などは絶対に255を超えないのでByte型を使ってもいいかもしれません。
2.Integer … こちらは-32,768~32,767とそもそもかなり幅がありますね。しかしExcel2010以降になると最終行が1,048,576とIntegerの範囲を超えてしまいます。Excelの行を扱う場合はIntegerは避けた方が良いかもしれません。
3.Long … -2,147,483,648~2,147,483,647の幅なのでそもそもいくつまで使うのかわからない時はLongを使いましょう。
と、使い分けを説明しましたが全てLongでもよさそうだと感じた方もいらっしゃるかも知れません。しかし、これは現実でもいえる事なのですがものを入れる器が大きければ大きい程荷物になってしまいますよね?
そうです。VBAも一緒で器が大きければ大きい程容量が多くなります。チリも積もればなんとやらなので全部が全部必要以上の器にすると処理速度が落ちてしまうんです。
※現在の整数型の主流はLongの様です。どうやらLong型以外の整数型は内部的に一旦Longに変換されるらしくLong型が最速であろうといわれているようです。
今回は説明だけですが、整数型の変数は触れる機会が多いのでこの後のお勉強でも使用していきますのでざっくりと覚えておきましょう。
次回は他の変数の型を勉強していきましょう。